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株式会社 現代ぷろだくしょん
Gendai Production
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
〒165-0026
東京都中野区新井五丁目25-5 林ビル2F
設立 1951年
事業内容 映画の製作・宣伝・配給等
代表者 代表取締役 山田久子
資本金 1600万円
関係する人物 山田典吾
外部リンク http://www.gendaipro.com/

株式会社現代ぷろだくしょん(かぶしきがいしゃげんだいぷろだくしょん)は、日本に在する映画の製作・配給会社。自社製作作品の地方団体への貸与興行などを行っている。

概要 編集

俳優集団からスタートした独立系製作会社であり、五社協定消滅後も独自の製作・配給活動を続けてきた古参小規模映画会社のひとつ。

製作された作品には、社会に対して強いメッセージを訴えるタイプのものが多く、大部分が東映東宝松竹のような大手配給会社の手を経ることなく、大規模全国公開のような配給のされ方はしない。

そのため作品の発表は地方都市教育委員会大学(地方の教育機関)を介して市民会館や町内の集会場、温泉劇場などにて1日単位から1週間程度の短期間で公開される事が多い。

少数ではあるが、アニメーション製作の企画も行っている。

スタッフ 編集

山田典吾やまだ てんご 1916年5月28日 - 1998年5月14日

プロデューサー映画監督脚本家。現代ぷろだくしょん初代代表取締役。
東宝社員。日本大学卒。東宝砧撮影所芸能部長を務め1951年に独立し、現代ぷろだくしょんを創設する。
アニメーション作品『キムの十字架』まで現代ぷろだくしょん作品において監督を務める。

山田火砂子やまだ ひさこ、本名・山田久子(読み同じ)1932年1月23日 - )

プロデューサー映画監督脚本家女優。現代ぷろだくしょん現代表取締役。
戦後、女性バンド「ウエスタン・ローズ」の一員として活動後、舞台女優となり現代ぷろだくしょんへ。
先代取締役である山田典吾の。夫の没後、アニメーション作品『エンジェルがとんだ日』よりプロデュース業と監督業を兼務。

沿革 編集

  • 1951年昭和26年) 山田典吾を代表取締役とし、山村聰森雅之夏川静枝を中心に俳優集団を旗揚げ。後に五社協定違反となった三國連太郎も一時的に参加し、現代ぷろだくしょんの基礎となる。現代ぷろだくしょんではこれをもって会社創立としている。
  • 1955年(昭和30年) の 正木ひろしのベストセラー「裁判官―人の命は権力で奪えるものか」(カッパ・ブックス、八海事件の弁護体験に基づいたルポルタージュ)を原作とする『真昼の暗黒』(今井正監督)にて冤罪審理中の裁判八海事件)に基づいたフィクション仕立てのシナリオをつくりあげ、映画倫理委員会(映倫)の事前チェックを受け、製作に取りかかっていたところ、同年1月18日に、最高裁の五鬼上堅磐事務総長が矢崎情報課長を通じて山田典吾プロデューサーに、「最高裁判所としては、現に最高裁判所に係属しておる事件の映画化ば賛成できない旨」意見の表明があり、続いて、同年11月22日、映倫関係者に対しても同課長が「十分に考慮」するよう要請があるなど、最高裁・司法当局からの圧力があったが、無視して製作を続行した[1]。これとは別にベストセラーの映画化として製作を支援し、配給元となる予定だった東映側にも不支持の意見が最高裁・司法当局から伝えられ[1]、東映側は映画製作への協力も配給もしないことになった。(裁判そのものは後に冤罪が確定し結審した)この事から累が及ぶのを怖れた大手配給会社が相次いで現代ぷろだくしょん作品を自社配給網から排除することを表明。会社は映画業界から村八分とされた(現在のミニシアター等を対象とした貸出営業による上映手段の確立)。この一件に関しては2010年においてなお、業界およびプロダクションからは解決済の声明は出ておらず対立は続いているものとされている。
  • 1963年(昭和38年) 山田典吾が監督として『日本海の歌』のメガホンを取る。
  • 1974年(昭和49年) 山田火砂子(山田久子)が『太陽の詩』より製作協力者として作品製作に参画。後にプロデューサーに昇格。以降「火砂子がプロデュース・典吾が監督」という現代ぷろだくしょんの製作体制が整う。
  • 1996年平成8年) 山田火砂子が監督としてアニメーション作品『エンジェルがとんだ日』のメガホンを取る。
  • 1998年(平成10年) 山田典吾、死去。以降、火砂子が監督も兼務する体制となる。
  • 2004年(平成16年) 山田火砂子が監督として実写作品『石井のおとうさんありがとう』のメガホンを取る。

作風 編集

上記のとおり、社会に対して強いメッセージを訴える社会派の作品が多く、当初は反劣悪労働や反戦、旧弊のしきたりへの非難などを取り扱った作品が多かった。

近年は代表を務める山田火砂子自身が社会福祉に強い関心を寄せていることから、近作のほとんどが障害者孤児などの福祉クライアントや福祉施策の歴史を題材にしたものとなっている。そのため最近では「親の会」などの当事者団体や社会福祉法人社会福祉学部を擁する私立大学などから支援を得て映画が製作されることが多く、製作された映画は各所で福祉教育のレジュメの一つとして活用されている。

この事から、近年制作作の多くが文部省ないしは厚生労働省全国PTA協議会など公的団体の推薦作品として推挙されている。

おもな作品 編集

実写映画 編集

山下清の人生を取り上げた作品。現代ぷろだくしょんの映画と一般映画の大きな違いを示す好例としてよく取り上げられる。フジテレビ製作のテレビドラマ版や東宝製作の映画版と異なり山下の一生を「流浪の天才画家・山下清の放浪の物語」ではなく「知的障害者・山下清と周囲の人たち(先生・家族)との物語」として真摯に取り上げて製作されている。そのためテレビドラマ版しか知らない人がこれを見ると(両作ともに芦屋雁之助主演ということもあって)そのギャップに驚愕する事もあるとされる。
キリスト教博愛主義による社会改良家(今で言う福祉事業者・労組結成マネージャー)である賀川豊彦の生涯を取り上げた作品。
日本最初の近代的な孤児院を設立し、児童福祉の父と呼ばれた石井十次の生涯を取り上げた作品。
日本初の知的障害児施設滝乃川学園」を創設し、障害児教育・福祉の先駆者と呼ばれた石井筆子の生涯を取り上げた作品。

アニメーション 編集

出典編集

  1. 1.0 1.1 第24回国会参議院法務委員会 第10号会議録

外部リンク 編集

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