ベッカムに恋して(原題:Bend It Like Beckham)は2002年公開(日本公開は2003年)のイギリス映画。
概要[]
原題のBend It Like Beckhamは、イングランドのスタープレーヤー、デビッド・ベッカムのような弧を描くキックが蹴りたい、また、そのキックのように人生を変えたいと言う意。ベッカム本人は出演していないが映画は鑑賞している。
主演のパーミンダ・ナーグラにとっては出世作となった。
ロカルノ国際映画祭観客賞、平壌映画祭音楽賞など、様々な国際映画賞や、ESPY賞の映画部門賞を受賞している。
作中には、B21やバリー・サグー等の、イギリスで活躍するインド人アーティスト、いわゆるUKエイジアンの曲が多数フィーチャーされている。音楽シーンにおいても希少な映画である。
本作品は北朝鮮のテレビ局で放映された最初の欧米の映画となった[1]。
あらすじ[]
テンプレート:ネタバレ ロンドン郊外のヒースローの近くに、インド系シク教の伝統を守る家庭に生まれた女の子ジェス(パーミンダ・ナーグラ)が主人公。ジェスが公園でストリート・サッカーに興じているところを見つけたジュールズ(キーラ・ナイトレイ)が自分のクラブに誘い、親の反対に合いながらも、チームメイトやコーチのジョー(ジョナサン・リース=マイヤーズ)と共にアメリカ合衆国の大学のスカウトを受けるまでを描く。
キャスト[]
役名:俳優(ソフト版吹き替え)
- ジェス・バームラ:パーミンダ・ナーグラ(吹替:椎名へきる)
- ジュールズ・パクストン:キーラ・ナイトレイ(吹替:本田貴子)
- ジョー:ジョナサン・リース=マイヤーズ(吹替:藤原啓治)
- ジェスの父:アヌパム・ケール(吹替:長克己)
- ジェスの母:シャヒーン・カーン(吹替:さとうあい)
- ピンキー・バームラ:アーチー・パンジャビ(吹替:幸田夏穂)
- メル:シャズネ・ルイス(吹替:深水由美)
- アラン・パクストン:フランク・ハーパー(吹替:岩崎ひろし)
- ポーラ・パクストン:ジュリエット・スティーヴンソン(吹替:一城みゆ希)
- ジョン・バーンズ:本人
- デビッド・ベッカム(記録映像)
スタッフ[]
- 監督:グリンダ・チャーダ
- 製作:ディーパク・ナーヤル、グリンダ・チャーダ
- 製作総指揮:ウルリッヒ・フェルスベルク、ラッセル・フィッシャー、サイモン・フランクス、ジギー・カマサ、ハニート・ヴァスワニ
- 脚本:グリンダ・チャーダ、グルジット・ビンドラ、ポール・マエダ・バージェス
- 撮影:ジョン・リン
- 編集:ジャスティン・クリシュ
受賞歴等[]
ロカル国際映画祭/観客賞(2002年)、ボルドー映画祭/観客賞・審査員特別賞・最優秀女優賞(2002年)、シドニー映画祭/観客賞(2002年)、マラケシュ映画祭/審査員特別賞(2002年)、ディナール英国映画祭/観客賞(2002年)、FIFA/会長賞(2002年)、サンダンス映画祭出品(2003年)
脚注[]
関連項目[]
- サッカー映画
外部リンク[]
- 『ベッカムに恋して』公式サイト(日本語)
- Bend It Like Beckham Official Web Site(英語)
- Bend It Like Beckham at the Internet Movie Database (英語)