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ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク
THE LOST WORLD: JURASSIC PARK
TLW-MoviePoster.jpg
監督 スティーブン・スピルバーグ
脚本 デビッド・コープ
製作 キャスリーン・ケネディ
ジェラルド・R・モーレン
製作総指揮 キャスリーン・ケネディ
出演者 ジェフ・ゴールドブラム
音楽 ジョン・ウィリアムズ
編集 マイケル・カーン
配給 Flag of the United States ユニバーサル
Flag of Japan UIP
公開 Flag of the United States 1997年5月23日
Flag of Japan 1997年7月12日
上映時間 129分
製作国 Flag of the United States アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $73,000,000[1] (概算)
興行収入 Newworldmap $618,638,999[1]
Flag of the United States $229,086,679[1]
Flag of Japan 58億円[2] (配給収入)
前作 ジュラシック・パーク
次作 ジュラシック・パークIII
  

ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』(The Lost World:Jurassic Park)は、1997年アメリカ映画で、映画『ジュラシック・パーク』の続編。

概要 編集

マイケル・クライトンの小説『ロスト・ワールド -ジュラシック・パーク2-』の映画化だが、その内容には原型をとどめないほどの大幅な変更がなされている。そのため、映画公開の際には、原作のファンから強い批判を受けた。

アカデミー賞では視覚効果賞にノミネートされた。

前作『ジュラシック・パーク』の評価が高かったため期待された本作品は、その反動からか酷評される結果となった。第18回ゴールデンラズベリー賞においては「最低続編賞」「最低脚本賞」「最低人命軽視と公共物破壊しまくり作品賞」の3部門にノミネートされた(ただし、いずれも受賞を逃している)。

ちなみに、監督のスティーブン・スピルバーグにとって自作の続編で再び監督を担当した作品は、今のところ『インディ・ジョーンズ』シリーズと本作のみである。 (『激突!』と『続・激突! カージャック』は邦題だけが関連付いているだけで、元々は全く関連のない別作品)

スタッフ 編集

日本語吹替版スタッフ 編集

  • ビデオ・DVD・TV共通
翻訳:木原たけし 調整:安藤邦男 演出:佐藤敏夫 録音:高久孝雄

キャスト 編集

イアン・マルカム
ジェフ・ゴールドブラム大塚芳忠
恐竜調査隊の一員。数学者(カオス理論学者)。4年前のジュラシック・パーク事件の当事者の一人。
サラ・ハーディング
ジュリアン・ムーア勝生真沙子
恐竜調査隊の一員。イアンの恋人で古生物学者。イアン達より先に、一人でサイトBを訪れていた。
ケリー・カーティス・マルカム
ヴァネッサ・リー・チェスター渕崎ゆり子
イアンの娘。体操部に所属しており、鉄棒が得意。イアンに止められたが、こっそり隠れてサイトBについて来た。
ニック・ヴァン・オーウェン
ヴィンス・ヴォーン平田広明
恐竜調査隊の一員。カメラマンとして参加していたが実際はハモンドに恐竜の捕獲を妨害する目的で雇われていた。勇敢な好青年だがグリーンピースに所属していた経験を持つなど過激な自然保護主義者であり彼の行動によって調査隊とハンターの双方が窮地に陥いる。
エディ・カー
リチャード・シフ納谷六朗
恐竜調査隊の一員。精密機械のエキスパート。劇中に登場する調査隊の車両は彼の設計によるもの。ティラノサウルスにトレーラーごと崖から落とされたイアン達の救出に尽力するが無惨な最期を迎える。
ジョン・ハモンド
リチャード・アッテンボロー永井一郎
インジェン社の会長。かつてジュラシック・パークを建設した実業家。恐竜の保護とルドローの計画を阻止するためサイトBに調査隊を派遣する。
アレクシス・マーフィー(レックス)
アリアナ・リチャーズ
ハモンドの孫。4年前のジュラシック・パーク事件の当事者の一人。
ティモシー・マーフィー(ティム)
ジョゼフ・マゼロ
ハモンドの孫でレックスの弟。4年前のジュラシック・パーク事件の当事者の一人。
ピーター・ルドロー
アーリス・ハワード牛山茂
ハモンドの甥。ハモンドに代わってインジェン社の社長になった。会社を立て直すためアメリカ本土(サンディエゴ)にジュラシック・パークの再建を計画、恐竜ハンターを雇ってサイトBを訪れる。
ローランド・テンボ
ピート・ポスルスウェイト麦人
ルドローに雇われた恐竜ハンター団の隊長。「史上最強の猛獣」を狩る事だけを目的にハンターに加わりティラノサウルスの雄の捕獲に情熱を燃やす。ニック曰く「“白鯨”(メルヴィルの海洋小説)のエイハヴ船長のような」人物。
ディーター・スターク
ピーター・ストーメア神谷和夫
ルドローに雇われた恐竜ハンター団の一員。ローランドから副隊長を任せられる優秀なハンターだがスタンガンでコンピーをいたぶるなど冷酷な人物。
ロバート・バーク
トーマス・F・ダフィ塩屋浩三
ルドローに雇われた恐竜ハンター団の一員。古生物学者。名前と服装からモデルは古生物学者のロバート・T・バッカーと思われる。
アジャイ・シドゥ
ハーヴェイ・ジェイソン小島敏彦
ルドローに雇われた恐竜ハンター団の一員。ローランドとは旧知の仲。サイトBでは彼の相棒として行動している。
カーター
ルドローに雇われた恐竜ハンター団の一員。ディーターとコンビを組んでいた。

登場する恐竜 編集

劇中で種小名が出ているものは属名と中黒(・)で繋ぎそれも記した。原則として劇中での登場順に並べてある。

コンプソグナトゥス・トリアシクス テンプレート:Snamei
テンプレート:Snamei は現実に存在しない架空の種である。冒頭から登場しサイトBの海岸に訪れた旅行者家族の幼い娘に襲いかかる。(細部は異なるがジュラシックパーク(小説)の冒頭にも同様のシーンが存在する)劇中ではピラニアの様に集団で自分より大きな生物に襲いかかる恐竜として描かれているが実際には昆虫を食べていたと推測されている。

コンプソグナトゥス#ジュラシックパークも参照

ステゴサウルス テンプレート:Snamei
イアン達が最初に遭遇した恐竜。群れで行動する大人しい性質の恐竜だが、幼体を守る時には一転して尾のスパイクを武器に激しい攻撃を加える。
パラサウロロフス テンプレート:Snamei
ジュラシックパークにも登場した恐竜。前作では遠景に僅かな時間映るだけだったが、本作ではパキケファロサウルスと共に本作の見所の1つである捕獲シーンがある。
パキケファロサウルス テンプレート:Snamei
頭突きでジープのドアを破壊する活躍を見せるが、劇中の様な突進による頭突きを実際に行えたかについては未だ異論も多く結論は出ていない。前作のディロフォサウルスと同じく実物より小さい。
ガリミムス テンプレート:Snamei
マメンチサウルス テンプレート:Snamei
バイクに乗ったハンターの1人が本種の股の間をくぐり抜けるシーンがある。
ティラノサウルス・レックス テンプレート:Snamei
原作小説と同じく雄・雌・幼体の計3体の個体が登場する。前作よりも出番が大幅に増え最期までイアン達を苦しめる。
トリケラトプス Triceratops
ヴェロキラプトル テンプレート:Snamei
体色が前作の灰色から黒い縦縞模様が入った茶褐色の皮膚に変更され原作により近いものになっている。今作でも鋭い爪と高い機動力を武器に人間を最も多く殺した恐竜として扱われている。

舞台となった島 編集

舞台となったのはソルナ島(Isla Sorna)という島で、スペイン語で『皮肉の島』という意味を持つ。この島は『Las Cinco Muertes』(五つの死)と呼ばれる、『C』を描くように連なる5つの島々の一つで、前作の舞台となったヌブラル島の南西140kmにある。『五つの死』の島々は北西から順に『Isla Matanceros』(虐殺の島)、『Isla Muerta』(死の島)、『Isla Sorna』(皮肉の島)、『Isla Tacano』(嘘つきの島)、そして『Isla Pena』(苦しみ・刑罰の島)からなる。

ソルナ島には、観光ではなく恐竜の飼育とクローニングを目的とした研究施設が建てられている。この島で育った恐竜はいずれヌブラル島の新たなアトラクションとして運ばれる予定であったが、ハリケーンによって施設は壊滅状態となった。その際に研究員によってジャングルに解き放たれた恐竜たちは独自の繁栄を遂げた。

寸評・矛盾点 編集

テンプレート:独自研究 今作は、原作を大幅に変更し原作のファンを失望させただけでなく、前作『ジュラシック・パーク』の続編ということで期待した視聴者にも落胆の隠せないものだった。 主な原因として、以下のような点が挙げられる。

サラの不可解な行動
「草も踏んではいけない」と語るサラがステゴサウルスの仔に触る、ティラノサウルスの仔を治療する。これは明らかにその発言とは矛盾している(島に調査に入る時点で矛盾している)。原作ではその発言は無かった。
T-レックスの嗅覚についての知識があったにもかかわらず、T-レックスの仔の血が付いた上着をずっと羽織っている。結果、T-レックスの親はキャンプを襲い、多くのハンターや職員が死亡する。
人命軽視
生け捕りにされた恐竜の檻を壊す、ハンターの銃から弾を抜いておく、人の死に無関心など一貫して人命よりも恐竜を優先する主人公達の言動はあまりにも理解し難いものであった。
前作とのギャップ
前作は公開前に、スピルバーグが監督すること以外に内容の予想がつかず、また彼の代表作『E.T』の印象から、恐竜と人間の交流をテーマにした作品だと思う人も少なくなかったが(海外映画雑誌でも著名人にこのような予想を書かれている)、実際は科学技術の暴走と人間の驕りに対する警鐘が根底に流れるテーマであり、描写的にも後半のヴェロキラプトルからの逃避劇など予想外な展開が多く、いい意味で予想を裏切られる出来であった。
しかし今作は、襲い来るT-レックスから集団で逃げ惑う人間達など前作になかった描写が盛り込まれたものの、後にキャストの設定などに矛盾点を浮き彫りにし酷評される原因の一部になっている。
武器の不使用
恐竜達を捕獲する雇われた大勢のハンター達は、銃火器を多く装備していたにも関わらず、まったくと言っていいほど撃たずに、T-レックスやヴェロキラプトルに倒されていく。また、全員とも撃つ前から逃げ出したり、小型機関銃で応戦しているシーンもあるにはあったが、まったくT-レックスには通用していなかった。
武器の性能
機関銃の弾では、分厚いT-レックスの皮膚は通さないと考える事も出来るが、後半ではT-レックスは麻酔銃を撃たれて眠らされている。麻酔銃が通用するのに実弾が通用しないとは考えにくく、また一部のシーンでは象撃ち銃を持っているハンターが映っていた。

脚注 編集

テンプレート:脚注ヘルプ

  1. 1.0 1.1 1.2 The Lost World: Jurassic Park (1997) (英語). Box Office Mojo. 2010年4月9日閲覧。
  2. 日本映画産業統計 過去配給収入上位作品 (配収10億円以上番組) 1997年(1月~12月). 社団法人日本映画製作者連盟. 2010年4月9日閲覧。

関連項目 編集

テンプレート:スティーヴン・スピルバーグ監督作品


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