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バイオハザードV リトリビューション
Resident Evil: Retribution
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監督 ポール・W・S・アンダーソン
脚本 ポール・W・S・アンダーソン
製作 ポール・W・S・アンダーソン
出演者 ミラ・ジョヴォヴィッチ
撮影 グレン・マクファーソン
製作会社 コンスタンティン・フィルム
インパクト・ピクチャーズ
配給 アメリカ合衆国の旗 スクリーン・ジェムズ
日本の旗 ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
公開 2012年9月14日
製作国 カナダの旗 カナダ
ドイツの旗 ドイツ
言語 英語
日本語
製作費 $65,000,000
前作 バイオハザードIV アフターライフ
  

バイオハザードV リトリビューション』(原題: Resident Evil: Retribution)は、2012年9月14日に日米同時公開のホラーアクション映画。3D上映も行われる。PG12指定。

概要 編集

今作は前作『Ⅳ』のラスト直後から続く形で始まる展開となっており、主な舞台はアンブレラ社の最高機密オペレーション施設であるが、その中にあるシミュレーション用実験場という形でニューヨークタイムズ・スクエア)、東京渋谷)、モスクワ赤の広場)の街が登場する。 クリーチャーでは、リッカーや処刑マジニが再登場する他、『バイオハザード4』『バイオハザード5』に登場した寄生虫プラーガが初登場(前作ではマジニ、アジュレは登場したもののプラーガに関しては語られていなかった)し、ゲーム版のマジニのように武器を使用するプラーガアンデッドや、容姿は異なるもののゲーム定番の敵であるチェーンソー男なども登場する。 また、前作程多くはないものの、バリーがマグナム銃を愛用したり、アリスがエイダと出会った際にゲーム版『4』でのレオンに似た動きで銃を持ったエイダを抑える場面がある等、原作へのオマージュ要素も健在。

前作のラストシーンまでアリスと共に行動していたクリス、クレアは今作では登場しない。アンダーソン監督のインタビュー曰く、レオンやエイダ等の新キャラクターの登場、レインや過去のキャラクターの復活を優先したためとされる。「6」が制作されるとなれば登場する可能性があるとのこと。

ストーリー 編集

アルカディアにいるアリス達に対し、かつてラクーンシティ脱出時に行動を共にしていたジル率いるアンブレラ社の特殊部隊が襲撃。壮絶な銃撃戦の末、アリスは海へ転落し意識を失う。

意識を取り戻すと、アリスは謎の実験施設の独房に囚われていた。ジルに執拗な拷問を受けるが、突然セキュリティシステムが停止し、独房の扉が開く。 独房から出るとセキュリティが復活し、レーザーシステムが起動。レーザーから逃げ扉を抜けると、そこはなんと渋谷の街だった。「バイオハザード開始」のアナウンスとともにアリスに襲いかかる無数のアンデッド。何とかその場を切り抜けたアリスは逃走の末、施設の制御室に到着する。そこでアリスは、女性工作員エイダ・ウォンに出会う。

果たしてアリスは、強力なアンデッドや生物兵器が蠢く施設から脱出することができるのか・・・

キャスト 編集

アリス・アバーナシー
演:ミラ・ジョヴォヴィッチ
今作の主人公。元アンブレラ社特殊工作員。アンブレラ社の実験で体にT-ウイルスを注入され、細胞レベルで取り込んだことで、超人的な身体能力と超能力を得た。しかしウェスカーの策略により体内のTウイルスを中和されたため、超能力を失ってしまった。クリスクレア兄妹と共にアルカディアへ向かい、そこでアルカディアの真実を知り、潜伏していたウェスカーと決着を着けたが、特殊部隊の銃撃戦で意識を失い、アンブレラ社に囚われてしまう。
クローン・アリス
演:ミラ・ジョヴォヴィッチ
アンブレラ社が造り出したアリスのクローン。今作では夫トッドと娘ベッキーと3人で暮らす主婦になっている。
マジニ達の襲撃からベッキーを連れて必死に逃げるも、逃げ込んだ民家でベッキーに隠れるように指示して助けを求めに出た矢先にマジニ化したトッドに襲われ、後に本物のアリスとエイダがやってきた時には既に惨殺された状態で発見された。
アルバート・ウェスカー
演: ショーン・ロバーツ
アンブレラ社の元幹部。前作でアリスに倒されたかに見えたが、生存していた。アンブレラ社の全実権を握ったレッド・クイーンに反旗を翻し、アンブレラ社と決別した。今作ではアリスを実験施設から救うべく、モニター越しにレオン率いる救出チームとエイダを派遣する。
エイダ・ウォン
演:リー・ビンビン
元アンブレラ社工作員。現在はアンブレラ社と決別し、ウェスカー直属の工作員となっている。実験施設で救出したアリスとともに、施設から脱出すべく共闘する。
レオン・S・ケネディ
演:ヨハン・アーブ
ウェスカーにより派遣されたアリス救出チームのリーダー。終盤、ルーサーと共にレインと激闘を繰り広げる。
バリー・バートン
演:ケヴィン・デュランド
レオン率いるアリス救出チームの一員。終盤、巨大リッカーに襲われ、重傷を負いながらも一行を追ってきたジルたちをひとりで足止めし、ワンらと激しい銃撃戦を繰り広げるが、人質に捕られたエイダを助けるため、瀕死になりながらも最後の切り札としてマグナム銃を使ってワンを射殺し、一矢報いるも、カルロス達の一斉掃射を浴びて死亡する。
ルーサー・ウエスト
演:ボリス・コジョー
レオン率いるアリス救出チームの一員。前作でマジニの襲撃によりアリス達と離れ離れになったが生還。今作ではアリス救出チームとして活躍する。終盤、レオンと共にレインと肉弾戦を繰り広げるも、プラーガを投入した彼女に終始圧倒され、強烈な打撃(ゲーム版『5』においてウェスカーが使用していた『先崩掌打』に似た攻撃)を喰らい敗死する。
セルゲイ
演:ロビン・カシヤノフ
レオン率いるアリス救出チームの一員。
チーム内では電子端末による現在地の確認や救出ルートの計算を担当する。
基地内のモスクワエリアにおいて、プラーガアンデット部隊の攻撃から逃げ切った矢先に巨大化したリッカーに襲撃され、死亡する。
トニー
演:オフィリオ・ポルティージョ
レオン率いるアリス救出チームの一員。
基地内のモスクワエリアにおけるプラーガアンデット部隊との銃撃戦の最中、銃器のリロード中にチェンソー男のとっさの攻撃に抵抗できず無惨に殺害される。
トッド
演: オデッド・フェール
アンブレラ社が造り出したカルロスのクローンで、アリスのクローンの夫。マジニの襲撃を受け捨て身で妻アリスと娘を逃がすが、最後はマジニと化して妻アリスに襲いかかる。
レイン・オカンポ(民間人)
演: ミシェル・ロドリゲス
第1作に登場したアンブレラ特殊部隊隊員レインのクローンで2体登場する内の1体。
オリジナルやもう一体のクローンとは違い、銃の扱いも知らない一般市民で、アンデッドの襲撃を受け逃げるアリスのクローンとベッキーを車で救助するが直後に発生した事故によりはぐれてしまう。後にモスクワエリアでオリジナルのアリスと合流し、その後はアリスやレオン達と行動を共にするが、巨大リッカーの襲撃を受けて死亡する。
ベッキー
演: アリアーナ・エンジニア
アリスのクローンとトッド(カルロスのクローン)の娘。聴力に障害があり、手話で話す。オリジナルのアリスを母親と思い込み、以降ともに行動する。

敵役 編集

ジル・バレンタイン
演:シエンナ・ギロリー
第2作『バイオハザードII アポカリプス』でアリスと共に行動し、ラクーンシティから生還した女性。その後アリスとは別行動をとっていたが、アンブレラ社に囚われ、胸にデバイスを取り付けられ洗脳され、アンブレラ社の攻撃部隊の指揮を取る。アリスによるリモートコントロールユニットの破壊でレッド・クイーンのリモートコントロールから解放される。
レイン・オカンポ(攻撃部隊員)
演: ミシェル・ロドリゲス
第1作に登場したアンブレラ特殊部隊隊員レインのクローンで2体登場する内の1体。ジル率いる攻撃部隊の一員でジルの腹心的存在。
オリジナル同様鍛えぬかれた身体能力と、プラーガを投与した事によって得た超人的能力によって攻撃部隊の中ではジルに次ぐ戦闘能力の持ち主。
ワン、カルロス達が死んだ後も攻撃部隊で唯一生き残り、終盤、基地から脱出したアリス一行の前にジルと共に氷下から潜水艦に乗って登場。
自らの体にプラーガを注射して自らをさらに強化、銃弾も寄せ付けない肉体を手に入れ、レオン達と互角以上に戦う。最期はアリスに足元の氷を破壊され、アリスに捨て台詞を吐きながら、氷下に潜むアンデッドたちに海中に引きずり込まれていった。
カルロス・オリヴェイラ
演: オデッド・フェール
アンブレラ社が造り出したカルロスのクローンで、ジル率いる攻撃部隊の一員。ワンと共に、レインや他の隊員達の統制役を務める。中盤、レイン以外の残っていた隊員達と共に基地の破壊に巻き込まれ死亡。
ジェームス・ワン・シェイド
演: コリン・サーモン
第1作に登場したアンブレラ特殊部隊隊長ワンのクローン。ジル率いる攻撃部隊の一員で、ここでも他の隊員達の纏め役を務めている。バリーと激しい銃撃戦を繰り広げることとなるが、終盤バリーが最終兵器として用いたマグナムで射殺される。
第一感染者
演:中島美嘉
東京で最初にT-ウイルスに感染し、アンデッドとなった女性。前作に続いての登場だが、今回はアンブレラの光の廊下のシーンで激しいアクションシーンがある。
レッド・クイーン
声:ミーガン・シャルパンティエ
アンブレラ社が開発した最先端の人工知能。第1作でラクーン市地下の研究施設「ハイブ」の全システムをコントロールしていた。バイオハザード発生時はいかなる場合でも感染者を施設の外に出さず、目的のためには何人でも躊躇なく犠牲にする冷酷非情なシステム。今作ではアリスが捕らわれている施設の全システムをコントロールし、今ではアンブレラ社の全実権を握る、事実上の社のトップとなっている。施設内でのアリスや彼女の救出チームの動きを逐一監視し、ジル率いる攻撃部隊に命令を下したり、生物兵器を刺客として差し向けたりする。
ウィリアム・バーキン博士
演 - ジェイソン・アイザックス
一作目ではノンクレジットであるが、OPのナレーター(バイオハザードの事件報告書)および最後のワンシーンに防護マスク姿でカメオ出演していた。

吹き替え 編集

役名 俳優 日本語吹き替え
劇場公開版
アリス・アバーナシー ミラ・ジョヴォヴィッチ 本田貴子
クローン・アリス
レイン・オカンポ ミシェル・ロドリゲス 朴璐美
ジル・バレンタイン シエンナ・ギロリー 湯屋敦子
エイダ・ウォン リー・ビンビン 岡本麻弥
レオン・S・ケネディ テンプレート:仮リンク 宮内敦士
ルーサー・ウエスト テンプレート:仮リンク 楠大典
アルバート・ウェスカー ショーン・ロバーツ 立木文彦
カルロス・オリヴェイラ オデッド・フェール てらそままさき
トッド
ベッキー アリアーナ・エンジニア 羽飼まり
バリー・バートン ケヴィン・デュランド 金光宣明
セルゲイ ロビン・カシヤノフ 金野潤
ジェームス・ワン・シェイド テンプレート:仮リンク 大友龍三郎
第一感染者 中島美嘉 セリフなし
ウィリアム・バーキン博士 ジェイソン・アイザックス 水内清光
レッド・クイーン ミーガン・シャルパンティエ かないみか

登場モンスター 編集

アンデッド(ゾンビ)
T-ウイルスに感染した人々の成れの果て。最も本能的な欲求である「食欲」に突き動かされ、生き残っている人々を次々と襲う。
マジニ
アンデッドの亜種で、通常のアンデッドより知能、身体能力が高い。獲物を捕らえる際に食虫植物状の口を露出し、抱きしめるようにして捕らえ生存者の頭部に噛み付く。しかし生存者を捕らえても、アンデッドのようにその場で貪らず、生きて捕らえたまま逃げて行く。
処刑マジニ
頭巾を被った巨漢のマジニ。ギロチンの刃をくくりつけた、巨大な斧のような武器を自在に振り回す。拳銃で頭を撃ち抜いてもビクともしないほど、全身が強化されている。体は巨大だが走るスピードは速い。今作では同時に2体登場し、アリスとエイダと死闘を繰り広げる。
リッカー(リッカー改)
アンブレラ社が造り出した生物兵器。人の体組織に直接T-ウイルスを注入することで誕生した。その名前のとおり長い舌が特徴で、極めて俊敏な動きで獲物に襲いかかり引き裂く。今作に登場する個体は従来と違い、マジニ同様に食虫植物状の口を露出し、非常に巨大である。その為、スタッフの間では『リッカー改(Uber-Lickers)』とも呼ばれている[1]。本作では中盤までのボスクリーチャー。
プラーガ
寄生した宿主に超人的な強さと身体能力を与え寄生虫。原作『バイオハザード4』ではアンブレラ社とは無関係の勢力によって生み出されたが、今作ではアンブレラ社で開発された生物兵器という設定となっている。
アンデッドに投与する事で武器や乗り物を使いこなせる知能を与え、レイン(攻撃部隊員)もこれを定期的に投与する事で常人以上の戦闘能力を身に着けている。
正式名称は『ラスプラガス寄生虫』である。
プラーガアンデッド
アンデッドにプラーガを寄生させたクリーチャー。通常のアンデッドよりも知能・身体能力ともに優れ、集団行動ができるほか、武器や道具も扱える。ゲーム版のマジニと同様、バイクに乗った個体やロケットランチャーや機関銃を使う個体も登場する。
チェーンソー男
プラーガと高い適合率を見せたアンデットが強靱な腕力を生かせる武器としてチェーンソーを持たされた姿。他の固体よりタフで銃弾に怯みもしないでチェンソーを扱う。ゲーム版とは違い布袋で顔を隠してはいない。1体だけ登場し救助部隊のトニーを惨殺する。
キペペオ
宿主から抜け出たプラーガが突然変異したもの。羽のような器官で空を飛び空から獲物を襲撃する。本編の最後に登場する。

音楽 編集

音楽は前作に引き続きトムアンドアンディが手掛ける。サウンドトラック盤は2012年9月11日にアメリカで発売された。

テンプレート:Tracklist

日本語吹替版主題歌 『明日世界が終わるなら』唄:中島美嘉 ※エンドクレジット2曲目に使用。

2012年9月19日発売。MUSIC VIDEO DVD付初回限定盤:AICL 2420~1 通常盤:AICL 2422

DVD・Blu-ray 編集

ソニー・ピクチャーズエンタテインメントより2012年12月19日に通常版&3D版(Blu-rayのみ)が発売予定

エピソード 編集

  • シリーズを通してジル役を演じてきたシエンナ・ギロリーは制作側の意向で降板が発表されていたが、後にファンの声援を受けて続投が決定した。
  • 本作の撮影は2011年10月から12月にかけて行われ、トロントのシネスペース・フィルム・スタジオの他に、ニューヨークタイムズ・スクエア東京モスクワ赤の広場がロケ地となった。
  • 撮影中のシネスペース・フィルム・スタジオ内に建てられたセットにて、稼働式の台が地面に倒れ込みゾンビ役のエキストラ12人と撮影スタッフ4人が負傷した。すぐに救急隊が現場に到着したが、負傷した俳優たちは皆、血まみれのゾンビの衣裳や特殊メイクを施していたため、怪我の程度を把握するのが困難だった。警察の発表によると幸いにも命に係わるような重傷者は出なかった[2]

ギャラリー 編集

脚注 編集

  1. 『バイオハザードⅤ』劇場用パンフレットより。
  2. http://www.hollywood-ch.com/news/11101209.html?cut_page=1

外部リンク 編集

テンプレート:ポール・W・S・アンダーソン監督作品

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