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オーシャンズ13
Ocean's Thirteen
監督 スティーブン・ソダーバーグ
脚本 ブライアン・コペルマン
デヴィッド・レヴィーン
製作 ジェリー・ワイントローブ
製作総指揮 スーザン・イーキンス
グレゴリー・ジェイコブス
フレデリック・W・ブロスト
ブルース・バーマン
ジョージ・クルーニー
出演者 ジョージ・クルーニー
ブラッド・ピット
マット・デイモン
音楽 デヴィッド・ホームズ
撮影 スティーブン・ウィリアムス
編集 スティーヴン・ミリオン
製作会社 ヴィレッジ・ロードショー・ピクチャーズ
配給 ワーナー・ブラザーズ
公開 2007年6月8日 アメリカ合衆国の旗
2007年8月10日 日本の旗
上映時間 122分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $100,000,000
興行収入 $311,312,624[1] 世界の旗
$117,154,724[1] アメリカ合衆国の旗カナダの旗
32億円[2] 日本の旗
前作 オーシャンズ12
  

オーシャンズ13』(オーシャンズ・サーティン、原題: Ocean's Thirteen)は、2007年公開のアメリカ映画。ダニエル・オーシャンと彼が率いる12人の仲間たちカジノを狙う犯罪アクション映画のシリーズ第3作である。

アメリカでは2007年6月5日にプレミア上映されたのち、6月8日に3565館で公開され、週末興行成績で初登場1位になり、トップ10内に6週間いた。日本では同年8月4日に先行上映された後、8月10日金曜日に丸の内ピカデリー1系列ほかで公開された。しかし前作の興行成績を下回った。

ストーリー[]

ルーベンが悪名高いウィリー・バンクに裏切られ、そのショックで心筋梗塞で倒れたと聞き、ダニー・オーシャンは急遽ラスベガスへやってくる。

裏稼業からは足を洗っていたオーシャンだったが、バンクの経営するカジノホテル「バンク」への報復計画を練り上げ、また、ルーベンが倒れたと聞いて同じくやってきた仲間たちと共に、カジノ強盗計画を遂行する。

オーシャンたちは数ヵ月後にあるホテル「バンク」のプレオープンを狙う計画だが、高性能セキュリティコンピュータ「グレコ」などの最新鋭セキュリティが計画を阻む。さらに、予期していない問題が起こり始め、ついには仇敵、テリー・ベネディクトに協力を求める。

登場人物とキャスト[]

前二作の人物欄も参照のこと。

オーシャンとその仲間[]

ダニエル・オーシャン(ジョージ・クルーニー
主人公。ルーベンに再三、バンクとの関係を解消するように注意するがルーベンは取り合わず、予測通りの結果に。ルーベンの病状を知ってラスベガスに舞い戻り、バンクへの報復のために計画を立てる。まだ駆け出しの頃に、ルーベンに助けてもらったという話をする。
ラスティー・ライアン(ブラッド・ピット
オーシャンの右腕であり、計画の直接的な実行役。相変わらずホテル経営に手を出しているようだが、ルーベンの台詞によれば結果は良くないらしい。オーシャンに男女関係に関する難しさなどを愚痴っている事から察するに、イザベルとの関係も必ずしも順調とは言えないようである。
ライナス・コールドウェル(マット・デイモン
シリーズにおいて盗人稼業の新人としての扱いだったが、今作では一味の資金運営を任されるなど、かなり主要なポストについている(ただし、メンバーや両親からは相変わらず"子供"扱いされている)。両親は有名な詐欺師。主に裏方として動いていたが、途中からイエンの秘書として付け鼻をしてバンクへ潜入する。そこでダイヤモンドを盗むためにスポンダーへ調略をかける。
フランク・キャットン(バーニー・マック
イカサマディーラー。カジノゲームの品評会で新しいギャンブル「ナフセッド」と称するゲームをバンクに売り込み潜入する。
バシャー・ター(ドン・チードル
爆発物・兵器の専門家。ホテルに地震を起こすために、11と同じく地下深くで作業を行う。寝たきりになったルーベンに手紙を書き、結果的にその手紙がルーベンを救う事となった。
バージル・モロイ(ケイシー・アフレック
双子のモロイ兄弟の兄。前作と変わらず弟との仲は悪いが何故かいつも一緒にいて、仕事は基本的に弟と一緒。だが、今回はバンクカジノに使われるダイスに細工するために単身メキシコの工場へ潜入する。しかし、待遇改善を求めてストライキを起こしてしまう。
ターク・モロイ(スコット・カーン
双子のモロイ兄弟の弟。前作と変わらず兄との仲は悪いが何故かいつも一緒にいて、仕事は基本的に兄と一緒。兄が潜入中の工場でストライキを起こしたため計画が進まないと、メキシコへ派遣されるが、珍しく兄と意気投合し、ストライキを止めるどころか自分まで参加してしまう。その後和解しようとするが、バージルにその気は無かったようである。
イエン(シャオボー・チン
軽業師。今は持ち前の運動神経を利用してスタントをやっているらしい。相変わらず中国語しか話さないが、ちゃんと仲間には通じている様子。中国の不動産王に扮し、バンクに潜入する。
リヴィングストン・デル(エディ・ジェイミソン
電気・通信の専門家。カードシャッフル機に細工するため、カードシャッフル機製造元の作業員としてバンクに潜入する。
ルーベン・ティシュコフ(エリオット・グールド
ホテル経営に精を出す実業家で資産家。今回の物語のきっかけ。バンクとカジノホテルを共同経営する計画を立てる。友人たちの再三の注意にも関わらず「シナトラと握手したから」と逆にバンクを擁護するも、彼に裏切られ、そのショックで心筋梗塞を起こし、寝たきりになる。
前作まで単なるスポンサーと見られていたが、オーシャンなどとの関係はかなり昔からあったようである。
ソール・ブルーム(カール・ライナー
往年の詐欺師。ホテル格付けの極秘審査員『ケンジントン・チャブ』に成りすまし、バンクカジノへ潜入する。
ローマン・ネーゲル(エディー・イザード
天才的プログラマーで、セキュリティシステム関連でオーシャンに助っ人として呼ばれる。ホテル「バンク」のセキュリティ・システムを作ったグレコ・モンゴメリーとは同級生であり、彼を「システムに自分の名前をつけるアホ」と呼ぶが、グレコの作ったシステム「グレコ・プレイヤー・トラッカー」を破るのは不可能だとオーシャンたちに伝える。前作でも登場しており、過去にラスティーやフランクと組んだ事もある。
テリー・ベネディクト(アンディ・ガルシア
ラスベガスの大カジノ「ベラージオ」「ミラージュ」「MGMグランド」のオーナー。オーシャンズとは犬猿の仲だが、資金に困ったオーシャンに資金提供を持ちかけられる。そこで商売敵であるバンクのホテルが自身のホテルのプールに影を作ったことなどを挙げ、「5ダイヤモンド」賞のダイヤモンドを盗むことを条件に資金を投資する。ただし、あくまでスポンサーであり、自分はリスクをとらずリターンは真っ先に受け取ると約束させる。さらに監視の意味も込めてカメラでオーシャンズの仕事を見ており、ナイト・フォックスことトゥルアーと裏でやりとりしている。「ナフセッド」の品評会ではオーシャンの頼みでサクラを演じ、バンクに「ナフセッド」を買わせることに成功する。

ホテル「バンク」[]

ウィリー・バンク(アル・パチーノ
ホテル王で、経営するホテルが軒並みホテル格付けの最高位「5ダイヤモンド」を獲得している。そのためか、ダイヤモンドに執着があり、また成金趣味なところがある。
ビジネスで常に裏切りを行うことで有名で、その為に彼と協力しようとしたルーベンには何人も手を切るように忠告していた。
アビゲイル・スポンダー(エレン・バーキン
ホテルの実務を取り仕切るバンクの右腕の女性。かなりいい年であるが、独身で仕事一筋。オーシャン達の計画が動く中、きな臭い物を感じ、FBIと連絡を取る。
グレコ・モントゴメリー(ジュリアン・サンズ
自身の名を冠したバンクカジノを守るセキュリティシステム「グレコ」の開発者であり、グレコを用いてバンクのセキュリティを司る管理者でもある。

その他の人物[]

フランソワ・トゥルアー(ヴァンサン・カッセル
ナイト・フォックスを名乗るフランスの怪盗。前作 オーシャンズ12でオーシャンズの宿敵として登場した人物。オーシャン達を尾行しながら監視し、ダイヤの横取りを企てる。
5ダイヤモンドの極秘審査員(デヴィッド・ペイマー
ホテル格付けのためにバンクを訪れるが、高評価を与えまいとするオーシャン達の計画のために悲惨な目にあわされる。
劇中で名前は明らかにされないが、5ダイヤモンドの極秘調査員になりすましたソールがV.I.P待遇されるのを見た時の「じゃあ俺は何だ?V.U.Pか? Very Unimportant Person? (直訳で最不要人物。日本語版では「ベリー・ウザい・パーソン」と訳されていた。)」と言う台詞から、エンディングロールでは「The V.U.P」と表記されていた。
オプラ・ウィンフリー(本人)
ベネディクトがゲスト出演したトーク番組の司会としてのカメオ出演
デニー・シールズ (ジェリー・ウェイントラーブ)
アメリカで保険関係の会社に勤務するサラリーマン。11ではテリーが経営するカジノ「ベラージオ」の金庫を襲うよう仕向け、12では本人の知らなかったこととはいえ、不用意にトゥルアーの目の前でダニーが世界一だと言ってしまい。ダニーたちを窮地に追い込んだ。今回はダニーの依頼でバンクを経営的に破綻させるために大口ギャンブラー通称「クジラ」を18人調達した。

日本語吹き替え[]

役名 ソフト版 テレビ版
オーシャン 小山力也 磯部勉
ラスティ 細井治 堀内賢雄
ライナス 竹若琢磨 桐本琢也
フランク 茶風林 銀河万丈
バシャー 大黒和広 檀臣幸
ルーベン 富田耕生 内海賢二
ソール 大木民夫 富田耕生
ベネディクト 内田直哉 大塚芳忠
バンク 有本欽隆 羽佐間道夫
アビゲイル 深見梨加 小宮和枝
トゥルアー 大塚芳忠 東地宏樹
ローマン 諸角憲一 金尾哲夫
極秘審査員 牛山茂
グレコ 山野井仁

その他[]

  • 作中でルーベンが、バンクとの関係を信じた「シナトラと握手した」とは「フランク・シナトラと関係下にあった」ということである。シナトラ一家と呼ばれ、その信頼関係は非常に厚いもので有名である。また、『オーシャンズ11』のオリジナルである1960年公開の『オーシャンと十一人の仲間』において、シナトラはダニー・オーシャンを演じた。さらに、劇中ではシナトラの楽曲である『This Town』が流れる。
  • 今作では前二作のヒロイン役であったジュリア・ロバーツキャサリン・ゼタ=ジョーンズは登場せず、冒頭のオーシャンとラスティの会話で「(テスとイザベルは)関係ない」と出てくるのみである。
  • 撮影は2006年7月よりラスベガス及びロサンゼルス郊外のバーバンクにて行われた[3]
  • 2007年5月24日に第60回カンヌ国際映画祭にて特別招待作品として上映された。
  • 2008年8月9日に、フランク役のバーニー・マックが死去。監督のソダーバーグは、「続編は考えられない」とコメントした[4]

参考資料[]

公式サイト[]

テンプレート:スティーブン・ソダーバーグ監督作品 テンプレート:2007年日本週末興行収入1位の映画

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